定年後も働き続けたい場合は、再雇用制度などで65歳までは安定して働く場所を確保出来る場合は多いですが、ほとんどの人が再就職先を探さなくてはいけません。
定年前と同じような条件で仕事を見つけるのは難しく、給与は下がるケースがあり、雇用形態や会社の待遇も変わってきます。
メンタル的には現役から急に退けられた気持ちになるので、事前に覚悟は必要です。
また、働くことで年金が減らされるデメリットもあります。
それは65歳以前から受け取れる老齢厚生年金が、年金と給与を合わせて28万円を超えると、超えた金額に応じて減らされます。
再雇用制度などで働く場合は、給与額に注意が必要です。
また、再雇用の際に減った給与の15%が支給してもらえる高年齢雇用継続給付も、その仕組みから年金がカットされる場合があります。
支給カットされる年金額は、標準賃金の月額6%の額です。
働きながら年金も受け取りたいと考える場合は、年金額と給与を合わせた金額が28万円を超えないように気をつける必要があります。
定年後にも働き続けることを考えている場合は、現役の時からそういった働き方をどうするかを、準備しておくといいです。
また、定年後も有利な条件で働き続けたい場合は、現状の自分に満足すること無く、新たなスキル獲得や技術の習得などをして、好条件で再就職をする方法もあります。
それには、定年前から準備を進めておくと、安心して定年後の生活に切り替えていけることでしょう。